2003年11月30日
「香火/Incense」見ました! at Tokyo FILMeX

菅原さんに誘われて、寧浩(ニン・ハオ)監督の「香火」を見にTokyo FILMeXへ。監督の故郷、山西省が舞台のこの作品、主人公の若いお坊さんの脱力具合がすごくいい感じでした。
コミカルな中に皮肉あり。山西省のロケーションも独特!

上映前に菅原さんのご協力でニン・ハオ監督にインタビューさせてもらえました。
その様子は、11月30日の放送させていただきます。お楽しみに!
上映後には監督が舞台へ上がってのQ&Aコーナー。こういうのが映画祭の醍醐味ですよね。
ニンハオ監督に質問!
(聞き書きしたので抜けてる所や間違ってる所もあるかもしれません)
Q. 上映形式について。フィルムでないと映画じゃないと思いますか?
また、監督にとって、映画とは何ですか?(ハード的な意味で)
A. フィルムでないと映画じゃないかというと、そうでもないと思います。
映画制作そのものがもっと開放的になっていいのではないかと思います。
DVの出現による変化は中国でも話題になっています。
自分はDVで短編を撮ったりもしています。
若者はあまりお金がないので、DVは便利です。
Q. DVが優れているのはどんな点ですか?
A. フィルムに比べて小さいし軽いし扱いが便利という点です。
ライティングもあまり考えずに済みます。
どこでもいつでも気軽に撮れること。
また目立たないので、人からじろじろみられずに撮影できます。
反対に欠点は、便利なあまりにだらだらと撮ってしまったり、
制作者としての意識が低くなってしまいがちな点です。
Q. 映画、CM、ミュージッククリップといろいろなさっていますが、
監督がいちばん好きなのは何ですか?
A. いちばん好きなのは映画です。
MTVやコマーシャルの仕事は生活のためにしています。
そこで稼いだお金で映画を撮る、と分けて考えています。
Q. 僧侶の役の人は普段何をしている人ですか?
A. 彼は高校の同級生です。普段は小学校の職員をしています。
彼自身も貧しい生活をしているので、役にふさわしいと思いました。
そして実際、彼はとてもいい演技をしてくれました。
Q. 中国の経済状況は映画にでてくる通りなのですか?
A. 部分的にはそうです。映画は中国の貧しい地方都市が舞台です。
自分の故郷の山西省を選んだのは、20年来住んでいてよく知っているからです。
そして山西省が好きだからです。
Q. キャスティングに何かこだわりはありますか?
A. 今まで自分の映画に出てくれた人はほとんど知人です。
その人の長所も短所も知っています。だからどの人にどの役を
やってもらえばいいのか初めからわかるのです。
知らない人だと、まずその人を知る所から始めなくてはなりません。
Q. なぜこの題材を選んだのですか?神聖なものも権力や欲望によって崩壊していく
ということを言いたかったのですか?
A. テーマについてはあまり考えていませんでした。
小さい頃の友だちに出家したのがいて、それを面白いと思ったことが
きっかけです。お坊さんも職業なんだ、とそれが面白いと思ったので。
Q. なぜ「香火」というタイトルに?どんな意味があるのですか?
A. 「香火」には、「お寺の収入」の意味があります。
また、絶えまなくつづく線香の火という意味もあります。
文化が伝統的につづいていく、という意味で。
映画では線香のけむりのような柔らかいものの中にも、しぶとい生命力があるということ
感じ取ってもらえると思います。
中国人の力強い生命力が感じられると思います。
最優秀賞受賞です!!
http://www.so-net.ne.jp/movie/filmex2003/031130/jusho.html

やりましたね!なんかすごく嬉しい!スゴイ!
投稿者:農宗 (2003年12月 1日 00:03)
はじめまして
blog::TIAOのMAOです。
山西の映画が受賞というのはとっても嬉しい。
山西はぼくの奥さんの老家ですから、ぼくにとってももう一つの故郷。
ただ残念なのは福岡在住なので観れないこと。
何か方法ありませんか?
福岡での上映場所ならば何とかなるので、福岡で上映会とか。
菅原さん、はじめまして。
以前に北京留学生通信MLでお名前は拝見していました。
これからもよろしく。
投稿者:MAO (2003年12月 1日 20:21)
MAOさんコメントありがとうございます。
奥さんの老家(って実家ですか?)なんですか。
最優秀作品賞なので、一般公開される期待大ですね!
MAOさんが見ると「あ、そこ知ってる!」という場所があるかも知れませんね。
上映に関して何か情報をつかんだら、お知らせしますね。

▼コメントを書き込む




