運命の出会い [music] 14:52
イェーイ!
今から1ヶ月ほど前のことです。これぞまさしく「運命の出会い!」と思えるような出来事がおこりました。そして、その日以来、僕はとっても幸せな毎日を過ごしています。
さて、聖バレンタインデーを4日後にひかえた今、僕は一体何を語ろうとしているのか!!?
1ヶ月ほど前の或る日、僕はとても悩んでいました。その悩みというのは…。
ここのところ太鼓の話ばかり書いている僕ですが、実は僕、ギターも大好きなんです。(ゾウさんは別に好きではありません。)
始めたのは中学1年生が終わった春休みでした。その頃はフォークギターで弾き語りなどをして遊んでいたんです。その後いろいろ会ってジャズをやるようになり、僕はエレキギターを弾くようになりました。そして、それからさらにいろいろあって(笑)、僕は7弦ギターというのを引くようになりました。
僕が初めて手に入れた7弦ギターは、アイバニーズの「ユニバース」というエレキギターです。これは、有名な変態(てんさい)ロックギタリスト、スティーブ・バイのモデルとして作られているものです。この楽器は、とてもよくできていて、僕は現在数本の7弦ギターを持っていますが、ライヴでは、この「ユニバース」しか弾いたことがありません。
さて、僕はもともとフォークソングが好きだったということもあってか、今でもアコースティックギターが大好きなんです。アコースティックギターには、金属の弦が張ってあるものと、ナイロンの弦が張ってあるものの2種類があり、その二つは楽器の構造が微妙に違います。そして、僕は両方とも同じぐらい好きなので、それぞれ1本ずつ欲しいと思っていました。
しかし、ナイロン弦を張るタイプの7弦ギターは市販されているものがなく、特注で作ってもらうしかありません。でも、それでは、言うまでもなく、値段がとっても高くなってしまいます。そこで僕は仕方なく、金属弦用の楽器を2本買い、その一方に無理やりナイロン弦を張ることにしました。
ところが、そこで僕は困ってしまいました。っというのは、もっとも低音である7弦に張るナイロン弦がないのです。金属弦の方は、僕はエレキベースの弦を張っているのですが、ナイロン弦のギターに7弦だけ金属の弦を張るわけにはいきません。こうして僕のナイロン弦7弦ギター所有計画はあっけなく暗礁に乗り上げてしまいました。
さて、僕はなんとか解決策を見いだそうと、ネットでいろいろ検索してみました。まず、或るページにチェロ用の弦を張るといいと書いてあったので、チェロを扱っている楽器店に行ってみると、なんとチェロの弦は1本10000円もすると言われ、ビックリして何も買わずに帰ってきました(笑)。次に、ブラジル音楽では、ナイロン弦の7弦ギターがポピュラーだということで、ブラジル専門の楽器店に行ってみると、値段はそれほど高くはなかったものの、在庫が無く取り寄せには時間がかかると言われてしまいました。
そんなこんなで、まあべつに急がなくてもいいや、なんて半分あきらめていた或る日、ちょっとした用事で都内に出かけた僕は、それをすませた後、ちょうどその近くにクラシックギターの専門店があることを思い出したのです。「そういえばクラシックギターの世界でも、時々多弦ギターが使われているんだった。」そんなことを考えながら、それでも、もう特に期待することもなく、どちらかというと「まあせっかく近くなんだし一応ダメもとで聞くだけ聞いてみるか。」っという気分でそのお店に入りました。そして、弦のことを聞く前に、まず、そのお店で7弦ギターを扱っているかどうかを聞いてみたのです。すると……。
「申し訳ありません。今は中古のエレガットが1本あるだけなんですが…」
エレガットというのは、エレクトリックアコースティックのガットギターという意味です。エレクトリックアコースティックというのは、俗にエレアコと言われ、通常のアコースティックギターにマイクのようなものを搭載して、アンプにつないで音を出すことができるように作られた楽器のことです。そして、ガットギターというのは、ナイロン弦のギターという意味なのです。
僕は、店員のその言葉をすぐには飲み込めず、数秒間のうちに、頭の中で何度も繰り返しました。そして、「ええっ!?そんな楽器があるんですかぁ!!?」っと聞き返しました。僕のリアクションを見て、その店員は、不思議そうに「はい、あります」と答えました。クラシックギターの人にとっては、エレアコなんて邪道な物なのかもしれません。しかし、僕にとっては、そうではなかったのです。
僕は、その言葉をにわかに信じられず「ちょっと見せてください」と頼みました。彼は僕を試奏室に案内し、その楽器をもってきてくれました。そして……。
僕がその楽器を手にした瞬間…、それが、まさしく「運命の出会い」の瞬間だったのです。その楽器は、確かに7弦でナイロン弦ギターの構造をしていました。さらに、カットアウェイと言って、ボディーの一部が切り取られたような形をしていて高音域が弾きやすいようにできていました。そのうえ、1弦と2弦の部分だけ指板が24フレットまで延長されていたのです。本当に、信じられないほど、僕が「こんな楽器があったらいいなあ」と思っていたとおりの、まさに奇跡のような楽器でした。
こうして、2005年1月14日午後6時、僕のうちに6本目の7弦ギターがやってきました。これで、どうやら今年の聖バレンタインデーは、さびしい思いをしなくてすみそうです(笑)。……?
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