ウォルフィー佐野の即興音楽のすすめ
大切なのは、偶然と必然の調和。今までも、これからも…

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2005年07月23日

Music Lovers [music] 11:18


イェーイ!
去年の春以降、なんとなくやる気が出ない日々が続き、半分冗談で(つまりあとの半分は本気で)引きこもりと称して殆ど対外的な音楽活動を休んでいた僕ですが、勿論本当にそれでいいと思っていたわけではなく、いつもネットで情報を集めては、時々ジャムセッションに参加したり、よさそうと思われる人のライヴに行ったりしていました。
しかし、そんな僕の貧弱なモチベーションを総動員したささやかな努力は、毎度毎度全く報われることなく、微かな希望を抱いてどこかに出かけては疲労と失望だけを抱えて帰ってくるということを何度繰り返したことか分かりません。そして、そういうことがある度、僕は決まってこんな風に考えてしまうのでした。
世の中には素晴らしいミュージシャンがたくさんいる。それは確かなこと。僕は知っている。もともとそんなに音楽に興味があったわけではない僕が、今これほど音楽のことばかり考えていることこそが、何よりもそれを証明している。僕は決して自分の豊かな感性で音楽の素晴らしさに気付いたわけではないのだ。きわめて平凡な感性しか持ち合わせない僕を、音楽の素晴らしさに目覚めさせてくれた素晴らしいミュージシャンたち。そんな人たちと、いつか一緒に演奏してみたい。今はまだ無理だけど、いつの日か、僕もそんな事ができる人間になりたい。遠い道程ではあるけれど、努力を続けよう。そう、僕はまだ努力が足りないのだ。有名無名を問わず、僕が求めるようなミュージシャンに出会えないのは、自分自身の未熟さが原因なのだ。今、僕の手がとどく範囲にある音楽が自分が目指す物と違うからと言って、それを嘆いたり悲しんだりしている場合ではない。僕が最も嘆き悲しむべきなのは、何よりも、僕自身なのだから……。
ところが、最近、2ヶ月前ぐらいからか、僕は素晴らしい出会いをたくさん経験しています。たまたま行ったライヴで、名前も知らなかったミュージシャンが、信じられないほど素晴らしい演奏を聴かせてくれたり、あるセッションで素晴らしい才能を持った若いミュージシャンたちと知り合いになったり、また別のセッションでは、全く情熱を失うことなく音楽に取り組んでいる、僕よりもずっと年上のアマチュアミュージシャンたちと友達になったり。純粋に音楽が好きな仲間と、思い思いに音を出したり語り合ったりしている人たちの集まりに誘われて、とっても楽しい時間を過ごさせてもらったり、ネット上で、スタジオ代やお店のチャージがもったいないからストリートでセッションしようと呼びかけている人を見つけ、楽器を持って会いに行って一緒に音を出した瞬間に意気投合してしまったり……。
ここであらためて言うまでもなく、僕自身は今までとなんら変わらないのです。だから、とっても驚いているのです。そして、1年以上前、引きこもり始めたばかりの頃に書いた自分の日記を思い出して、久しぶりに読み返してみました。
そうしたら…、そこに、既に書いてありました。そう、何も驚くことはなかったんです。
「僕だって一人ではない」



ウォルフィーの日記

2004年05月06日
09:24 イマジン
昨日の夜、ある友人と久しぶりで酒を飲みました。彼は僕がいつも暇なのを知っていて、夕方突然「今夜飲もう」と電話をしてきたのです。
彼は、音楽に関して僕と全く同じ価値観をもっている数少ない男のうちの一人です。僕は今までいろいろな場面でたくさんの人たちと音楽について語り合ってきました。その中にはミュージシャンもいればリスナーもいます。プロもいればアマチュアもいます。プロといってもいろいろで、アーティストとしてプライドをもっている人もいれば、自分より才能のない人間だけを相手にえらそうにしているだけの人もいます。演奏や作曲で勝負している人もいれば、ただのレッスンプロもいます。日々現実と戦いながら自分にしかできないことをやろうとしている人もいれば、いつの間にか現実に流されてだれがやっても同じのようなことをやりながらつまらない仕事の数だけを自慢しているような人もいます。そもそもそんなことがやりたくてミュージシャンを目指したわけじゃないはずなのに、それすらももう思い出せなくなってしまった悲しい人があまりにもたくさんいました。 
ボトルが空になった頃、その友人が言いました。
「世の中には俺たちみたいなやつがたくさんいるはずだ。」
本当にそうならまだ希望はあります。しかし、そのとき僕にはそうは思えませんでした。
帰り道、一人になった僕の頭の中で、ジョン・レノンの歌が流れていました。
僕だって一人ではないのです。

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▼寄せられたコメント →コメントを書く

素晴らしい!!
ホントいる所には、いるんですよね(笑)。

Posted by: 宇宙エース at 2005年7月24日 13:10

イェーイ!
久しぶりのコメントありがとう!!
ほんと、そうなんだねぇ(笑)。

Posted by: ウォルフィー at 2005年7月25日 11:08

日記を読んで何でウォルフィーさんと一緒に
演奏することがこんなに楽しいのか
少しわかった気がしました。

あんなにもすごい演奏をするウォルフィーさんが
こんなにも謙虚なのかと・・・
だからあんなにあったかい楽しい演奏ができるんだなと
思ったのです。


>そんな人たちと、いつか一緒に演奏してみたい。今はまだ無理だけど、いつの日か、僕もそんな事ができる人間になりたい。

僕も全く同じ気持ちです!


なんか音楽をやることって、いたこみたいだなとおもうのです。

すばらしい音楽がふってくる。
それをもれなく表現する。
そこにちょっとだけ自分の解釈をのせる。

今はまだもれがいっぱいなので
これから少しでももれなくしていきたいなと・・・

Posted by: 武石健造 at 2005年7月30日 13:11

 イェーイ!
 いたこ!!なるほどねぇ!!
確かにそんな風に感じること、僕もあるなぁ。
即興の音楽は、特にそうだよねぇ!!

Posted by: ウォルフィー at 2005年7月31日 19:03

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