ウォルフィー佐野の即興音楽のすすめ
大切なのは、偶然と必然の調和。今までも、これからも…

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2006年01月06日

Live With Yuu Mizuki Vol.7 [Live With Yuu Mizuki, LIVE]  23:51

 イェーイ! 
ピアニスト水城雄(みずき・ゆう)さんのライヴシリーズが新しくなりました!

日時:1月14日(土)19時30分開演。
場所:豪徳寺「あいぶんこアトリエ」(小田急線豪徳寺駅徒歩4分、東急世田谷線山下駅徒歩5分)
入場料:当日1800円/予約1500円 

 一昨年から行われていた水城さんのシリーズ企画『水城雄ピアノソロ「Into Your Mind」〜沈黙と闇のための〜』。僕の出演は全9回公演中3回を数え、ゲスト出演回数では僕が第1位を独走していたわけですが(?)、そのシリーズが多くのファンに惜しまれつつ昨年11月で最終回となって、翌12月から、新たなコンセプトによるライヴシリーズ「MELTING POT」がスタートしました。

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「MELTING POT」ライブ

音楽と朗読、メロディと言葉がからみあう、
新たな表現の世界。

「MELTING POT」ライブとは、音楽、朗読、演劇、舞踊、美術といったさまざまな芸術の「ジャンル分け」を拒否し、すべての自発的な表現行為を融合させようという試みです。
つまり「ジャンル」という商業主義に断固抵抗し、多様な価値観の復権と豊かな人間性の表現を推し進めていくことを目的に、定期的におこなっていくムーブメントです。

今回は2004年から水城とともに即興性の高い音楽パフォーマンスの実験を続けてきた盲目のマルチ・インプロヴァイザーのウォルフィー佐野をゲストプレーヤーに迎えます。
また「中原中也詩曲集」で言葉の世界と音楽の世界の融合を練っている女優・岩崎さとこを迎え、あらたな詩を加えた詩曲集を披露します。

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 常に立ち止まることなく新しい表現を探究し続ける水城さん。そんな水城さんに僕が最初にお会いしたのは、忘れもしない2004年5月27日木曜日のことでした。今回はその時の様子を書いた僕の日記をご紹介します。
なお、文中の「みじゅきさん」は当時水城さんが使用していたハンドルネームです。


ウォルフィーの日記

2004年05月28日
23:48
みじゅきさん

昨日、ついにみじゅきさんのアトリエにお邪魔してきました!mixiでお知り合いになった方と実際にお会いするのは初めてのことです。

新宿駅から私鉄に乗って10分と少し。にぎやかな駅前の商店街から角をひとつ曲がって細い路地を入ると、驚くほど静かで人通りがほとんどありません。そして、その道をひたすらまっすぐに5分ほど歩いて、小さな交差点に出たところに1軒の酒屋さんがあります。その酒屋さんのビルの地下1階がみじゅきさんのアトリエ兼住まいでした。

みじゅきさんは、音楽家でいらっしゃると同時に作家でもあられるという大変才能豊かな方です。世の中には多彩な才能をお持ちの方がたくさんいらっしゃるわけで、そういう方にお会いするたびに、天は二物を与えるものだなどと当たり前のことを僕は思ってしまうわけですが…。昨日は、ちょうど来月みじゅきさんのアトリエで行われることになっている朗読ライヴのリハーサルの日で、僕は2時間半ほどのリハーサルを見学させていただきました。みじゅきさんの演出のもと、若い役者さんたちが熱のこもった朗読を聞かせてくれました。

リハーサルが終わって、いよいよみじゅきさんのピアノとセッションになりました。もちろん僕も楽器を持っていきましたので。リハーサルの後残っていた役者さんたちが聴いてくれていたということもあって、演奏もかなり盛り上がってとても楽しいセッションでした。

みんな帰ってしまって二人だけになってから、全く知らない僕をなぜ最初からご自宅でもあるアトリエに呼んでくださったのか聞いてみました。僕は、インターネットというのはとても怖い部分もあって、いろいろと用心しなければいけないものだと思っているので、みじゅきさんの最初のコメントを見てとてもびっくりしたのです。するとみじゅきさんは「文章を読めば、それを書いた人のにおいのようなものがあるから」と言ってから「それに、ローランド・カークが好きって書いてあったし」と言ってくださいました。ローランド・カークという人は、とてもユニークで天才的なジャズミュージシャンです。僕は彼の音楽が大好きなのですが、彼はあまりにもユニークでありすぎるために、一般的には誤解されてしまうことが多く、ジャズ好きの人の中でも彼が好きと言ってくれる人にはなかなか会えないのです。mixiのおかげで素晴らしい人に出会うことができました。

夜になって、みじゅきさんと一緒にお仕事をしていらっしゃるという女優さんが遊びに来ました。昼間のリハーサルもそうだったのですが、みじゅきさんの周りには女性がとても多いのです。それも皆さん素敵な方たちで全くうらやましいかぎりです(笑)。そして、ビールを飲みながら、恋愛の話や人生の話でまた盛り上がり、途中また何曲かセッションもしたりして、大変楽しい時間を過ごしました。

ついつい遅くまでお邪魔してしまって電車で帰ってきたのですが、池袋まで来たところで電車がなくなってしまい、僕は初めて深夜バスというものに乗りました。途中、マナーの悪い客と運転手さんが少し言い合いになる場面もあったりして、僕はぼんやりと「世の中には幸せじゃない人もたくさんいるのだな」なんて思いながらバスを降りました。

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