2006年4月 7日
Live With Takahiro Yamaguchi Vol.4
イェーイ!
今月も山口君とのライヴ、期待してください!!
日時:4月14日(金)19時30分開演。
場所:国分寺「クラスタ」
チャージ:1500円
僕と山口君とのセッションも4回目。だんだんとお互いの癖なども分かってきて、回を重ねるごとに面白さが増しています。一口にギターと言っても、僕はナイロン弦のギターで彼はスチール弦のギターというように、使う楽器が全然違います。また、楽器が違うだけでなくプレイスタイルも全く違うので、毎回それぞれの持ち味を生かせるような曲を選んでよりエキサイティングなライヴになるように心がけています。
山口君はもともとエレキギターを得意としているプレイヤーで、彼の、カッティングと言われるピックを使ってアクセントをつけながら細かくリズムを刻む奏法は本当に素晴らしく、楽器がアコースティックギターに変わってもそのグルーブ感は少しも失われることはありません。ジャズギタリストの中で、アコースティックギターを使って彼ほどファンク系のグルーブ感を出せる人はなかなかいないでしょう。
それに対して僕はフォークギター出身なので、俗に指弾きと言われる1本1本の指をそれぞれ独立に動かして1本1本の弦を弾く、クラシックギターのような奏法を得意としています。その後エレキギターをメインに弾くようになったためピックも使うようになり、現在は指弾きとの併用ですが、今でも大抵のジャズやフュージョンを得意とするギタリストに比べてラテンやボサノバ、バラード系のアルペジオを多く使った演奏には自信があります。
そんなわけで山口君の持ち味を生かせる曲として前回僕が選んだのが、ファンキージャズの名曲でリー・モーガン作曲の「サイド・ワインダー」。そして山口君が選んでくれたのが、美しいボサノバのバラードでスティーブ・スワロー作曲の「フォーリング・グレイス」でした。今回はさらに新しいアレンジを考えてジャズスタンダードをいろいろなバリエーションでお聞きいただきます。
ギターという楽器は無限の可能性を秘めていると言っても過言ではありません。ジャズギターというと、ギターの世界でもジャズの世界でもかなり地味な存在ではありますが(笑)、僕達の演奏を聞いていただければ、そんなイメージはすっかり変わってしまうことと思います。特にギター好きだという方もそうでない方も、ぜひ僕達のライヴを聞きにきてください。
投稿者 wolfy : 09:42 | コメント (3) | トラックバック
2006年4月 5日
3月17日のライヴ報告
イェーイ!
Live With Takahiro Yamaguchi Vol.3、やってきましたぁ!
場所は国分寺の「クラスタ」。今回も聴きにきてくださった皆さん、本当にありがとうございます!
よく「ジャズはアドリブだから、同じ演奏は2度とできない」などと言いますよね。確かにそれはそのとおりで、ジャズミュージシャンという人達は譜面にしてみれば毎回違う音符を弾いてはいるわけなのですが、ではその内容はというと、実は毎回大して代わり映えしないという人がすごく多いんです。言葉の会話に例えて言えば、いつもいつもおんなじ話しかしない、話題の乏しい人という感じですね。そんな人の話でも、当然毎回一字一句違わずに話せるわけはないのですから、もし文字に書いてみれば同じ話は2度としていないということになるでしょう。でも、そんなのは何の意味もありませんし、そんな人の話を聞いていてもちっとも面白くありません。
もっとひどい人になると、自分のアドリブソロの部分で何を弾くか事前に決めてしまっているという人までいたりするんです。この中には、まるで学生時代の弁論大会のように完全に原稿を作ってしまって一字一句違わないように弾こうとする人から、使う単語は多少変わることもあるけれど話の大筋は決まっているという程度の人まで様々ではありますが、どちらにしても、こういう人と一緒に演奏すると、こちらが何を言っても頓珍漢な返事しか返ってこなかったり、逆に何も言わなくても平気で自分のことばかり話していたりするので、僕はとってもさびしくなるわけです。
このことは誰かのライヴを聞きに行っても同じことで、音楽での会話はステージ上のミュージシャン達の間でだけ交わされるものではなく、ジャズライヴの醍醐味は、演奏者と聴衆との間でも同じようにコミュニケイションが交わされるところにあるわけです。だから僕は、誰かのジャズライヴを聴きに行くと必ず演奏者達に向かって自分の気持ちをアピールするようにしています。そして、素晴らしいミュージシャン達は必ず僕の気持ちに対して演奏を通して極めて明確な形で答えてくれます。そこに、言葉では言いようの無い感動が生まれるのです。
ジャズはなぜアドリブでなければいけないのか??それは、その瞬間瞬間に生まれては消えて行くリアルな感情を、生きた音に込めて演奏することこそがジャズという音楽の生命力の源だからなのです。僕のライヴを聴きにきてくれるお客さんにも、ぜひその感動を味わって欲しくて、僕はいつも「僕達の会話に参加してください」と言っているわけです。
さて、今回のライヴのお知らせのエントリーでご紹介した、僕がクラスタの掲示板に投稿した文章も、そんな思いで書いたもので、それを読んできてくれた友達がしっかり僕達の会話に参加してくれました(笑)。今回は前回前々回に比べてお客さんが少なくてちょっとさびしかったのですが、彼のおかげでとても楽しいライヴになりました。そして、後半のステージでは、聴きにきてくれていたハーモニカのKAZU岡田さんが飛び入りで演奏してくれて、さらに盛り上げてくれました。二人ともありがとう!!
それではいつものように今回のセットリストをご覧ください。
第1セット
1 ゼアー・イズ・ノー・グレイター・ラヴ
2 フォーリング・グレイス
3 ブルーゼット
4 ニュー・ヨーク・ステイと・オヴ・マインド
5 サイド・ワインダー
第2セット
1 ジョイ・スプリング
2 アイ・ウィッシュ
3 アリス・イン・ワンダーランド
4 ワン・ノート・サンバ (with Kazu Okada)
5 酒とバラの日々 (with Kazu Okada)
6 ミスターP.C.
アンコール オール・ザ・シングズ・ユー・アー
投稿者 wolfy : 22:29 | コメント (2) | トラックバック
2006年4月 1日
3月11日のライヴ報告
イェーイ!
「Live With Taiichi Kamimura Vol. 1」、やってきましたぁ!
場所は荻窪の「LIVE BAR BUNGA(ブンガ)」。今回も聴きにきてくださった皆さん、本当にありがとうございます!
今回のポイントは2つ、真っ暗闇の空間と、未来のジャズでした。どちらもかなり実験的な試みだったと言えるでしょう。っということでお客さんたちの反応も賛否両論だったようですが、楽しんで最後まで聴いてくれた人も沢山いて、演奏した僕たちはとても嬉しかったです。
都会の真ん中に完全な暗闇を作り出すというのはとっても難しいことで、スタッフのみんなは、僕たち演奏者よりずっと早くお店に入って準備をしてくれました。開始直前になって、明かりを消すまでステージに誰もいない方が面白いのではないかということになり、真っ暗になってからステージに上がって演奏を初め、演奏が終わると明かりをつける前にステージを下りるという演出で2ステージ演奏しました。しかも演奏中はMCも全く入れず、真っ暗な中でとにかく音だけに浸って想像力を膨らませて聴いてもらいたいという試みで、賛否というのはこの辺がうまく伝わった人とちょっと難しかった人に別れたようです。
音楽的にはかみむらさんがテナーサックスとソプラノサックスに数種類のギター用のエフェクターを絶妙に組み合わせて平均率さえも超越した独特の世界を作り出し、僕がいつもの7弦ギター、アルトサックス、フルート、クラリネット、パーカッションを使って比較的アコースティックな音色で絡みながらインプロヴィゼイションでストーリーを作っていくという感じでお送りしました。また、各ステージ中に、長いフリーインプロの中のよりどころになればと、今回のサウンドと良くマッチするジャズスタンダードを2曲ずつ配置しました。
一般にフリージャズなんていうと、よく分からない物の代表のような感じで言われることが多いように思いますが、新しい表現というのはその味わいかたが難しく、いつの時代もその表現の中に込められた思いそのものはなかなか伝わらないものです。しかしながら、芸術の世界においては、その作者や演者が自身の作品について説明をくわえる事ほど野暮な事はありません。僕は芸術の基本は自己満足であると思っていますが、それが本当に最後までただの自己満足なだけで終わってしまわないように、これからも努力を尽くしてセンスと技術を磨いていきたいと思います。
今回はファーストステージが約40分、セカンドステージが約25分で、それぞれ途切れることなく1曲のように演奏しました。その中で上記のように2曲ずつスタンダードを取り上げたので、その曲名だけご紹介します。
また、この日のライヴについて、かみむらさんも彼のブログ「泰日一記」の中で感想を書いてくれていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
第1セット
1 処女航海
2 イン・ア・センチメンタル・ムード
第2セット
1 マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ
2 ドゥー・ユー・ノー・ホァット・イット・ミーンズ・トゥー・ミス・ニュー・オリンズ